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硝酸態窒素濃度

2013/11/26
今年は夏が暑く雨がほとんど降らず・・・ということはみなさんもご存知のことと思います。

この暑くて雨が降らない・・・ということがとんでもないことを引き起こしました。

今年は早めに秋冬野菜の種を蒔いて、10月くらいに一度収穫し、それからもう一度種を蒔いて来年の早春まで採れるようにしよう・・・という作戦で8月後半~9月頭にかけてほうれん草や小松菜、野沢菜等々の葉物野菜の種を蒔きました。

まず、8月後半に蒔いた小松菜やカブやほうれん草は、ぜ~~~~~~~~んぶ、何かに食べられてなくなってしまいました^^; 虫ではなさそう・・・鳥かな・・・

気を取り直して蒔きなおし、どうにかこうにか大きくなってきたところで今度はまったく雨が降らない・・・

生育に障害が出るくらい土が乾燥していたのでときどき水をやって、大きくなってきたのでそろそろ収穫か・・・一応硝酸態窒素の濃度を測っておこう・・・と測ってみると・・・

『 7000ppmっ!!!8000ppmっ!!! なんぢゃこりゃっ!!!! 』

という驚愕の事態に・・・センサーが壊れているかもしれない・・・と新しいセンサーを買って測定しても同じくらいの硝酸イオン濃度になり、頭の中が 『 ?????????????? 』

まったく肥料をやっていないにも関わらずこんな値がでるとは考えられない・・・でもセンサーの異常ではない・・・う~~~~~~~~~む・・・・・・・どちらにしても出荷はできない・・・・けっこう立派に育っているのに・・・・


なんでだろう????


なんでだろう????????


なんでだろう?????????????



いくら考えても納得のいく答えが出ず、悶々としていたとき、もうう一度冷静に何が起きているのかを考えてみました。

条件1 暑い・・・とにかく暑い
条件2 まったく雨が降らない
条件3 あまりに雨が降らないので人が水をやった

この条件をじ~~~~~~~~っと見ていたら一つの仮説を思いつきました。

まず、暑いということ。
そして雨が降らないということ。

この二つの条件で土壌の水分がどんどん蒸発してしまうことは想像できます。水分だけはどんどん蒸発しますが、水分といっしょに土の表面に上がってきた自然界にある肥料分やミネラル分は蒸発しないで土の表面に残ります。

つまり塩類集積。

そこへ人が水をやります。水をやるといっても表面の土5cmくらいが湿る程度のものです。

ということは濃縮された肥料分が土の表面にたまり、そこに水をやったものだからその肥料分が溶けて植物の根から直接吸収され、びっくりするような硝酸イオン濃度になったのではないか・・・


なるほど、これなら納得できる。うん。


というわけで一応納得し、それから定期的に硝酸態窒素の濃度を測定していたところ、雨がちょこちょこ降るようになって、しばらくしたら硝酸態窒素濃度が下がってきました。

7000ppmとか8000ppmもあった硝酸態窒素が今では150~200ppmにまで下がってきました。

『 ほっ・・・ 』 

ようやく出荷ができる^^


自然栽培でまったく肥料をやらないやり方で野菜を栽培していても、自然の条件次第ではものすごい硝酸態窒素濃度の野菜ができる・・・ということを知りました。


20131126_080701 (408x306)

最近の葉物畑の様子です。


20131126_080650 (408x306)

ターサイと白菜の混植^^; 白菜は結球しなくてもいいと、時期遅れでしたが漬物用に蒔きました。


20131126_080718 (408x306)

小松菜です。


20131126_080748 (408x306)

ほうれん草です。

今出荷しているウチの野菜の硝酸態窒素濃度はすべて100ppm~300ppmくらいで安定していますのでご安心ください^^


最近ちょこちょこと霜が降りるくらい寒くなってきました。もう少しするとこの葉物野菜たちは凍らないように葉っぱに糖分をたっぷり蓄えてびっくりするくらい甘くなります。

寒絞めのあま~~~~~~い葉物野菜までもう少しです^^
 


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11:00 データ、考察、気がついたこと | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
No title
農園長さん こんばんは。

そうだ・・・大府に行こう!大府に行こう!大府にいかなくては!
と・・・毎日のように思っていて・・・もう、冬になってしまいました。
冬というより、もう年の瀬です!暮です!

硝酸態窒素濃度8,000ppmとは、ずいぶん高いですね。
肥料栽培でも4,000ppmくらいなので・・・
恐らく、乾燥によって微生物が死滅して(炭素循環農法なので通常の圃場より微生物は多いと推定できます)、その死滅した微生物の身体から放出される窒素(外殻・細胞核など生物は窒素化合物の塊)が増えていて、灌水した直後の・・・とても短い時間帯だけ瞬間的に窒素を吸収したのではないでしょうか・・・
微生物から放出される窒素は「知力窒素」とも言われ、植物が好む窒素(特にレタス類・ほうれん草がこの知力窒素が好き・・・アブラナ科のキャベツ・白菜は人間があげた施肥窒素でも吸える。コマツナは根が強いので貪欲に肥料を吸う、或は吸える)なので、一気に吸収してしまったので、8,000ppmという数字を叩き出したのかと思います。
その窒素は一気に吸い切ってしまったので、その後の降雨後の調査では100~300ppmに落ち着いたのではいか・・・と思います。

水稲では収穫中盤に水を切って田んぼを乾かします。
それまで水を張っていて「嫌気性微生物」が繁殖していましたが、水切りによってこの嫌気性微生物は死滅します。その嫌気性微生物の亡骸は窒素を放出します。そして再度水を張ることによって「追肥」をしたことと同じ効果が得られます。
これを「乾土効果」と言います。
今回、これと似た現象が起きたと考えられますね。^^
No title
ぷーさん

新年あけましておめでとうございます。

なるほど、そういうことがあるのか・・・こりゃ勉強になる・・・と、とても参考になる分析とコメント、誠にありがとうございました^^

このコメントは記事にして保存したいと思います。

今年もよろしくお願いします^^v

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